Archive for 2月, 2013

これからのゆうちょ

現代は、良くも悪くも、経済活動の時代だ。この一世紀、社会主義なる考え方も台頭したが、今や崩壊の体だ。誰もが同じように利益を受けられるように――とする考え方は、ある意味で理想だが、人類には時期尚早なのかもしれない。人々は、自由と夢を追い求める。今世紀は始まったばかりだが、新世紀を待たなければ、浸透せぬ主義なのかもしれない。

地球温暖化が加速し、化石資源が枯渇しつつある。人口は増加し続けるが、代替エネルギーの開発が進まず、明るい見通しがない……

かつての郵貯時代にあった泥臭さを失念してはいけない。それは、地域に根差した手厚さだ。ネット・バンキングが行き渡った現在、ゆうちょがそれに手を染める必要は無い。そんなことは一般の銀行に任せ、ゆうちょスタッフは、自転車で営業に出向くべきだ。それが、「郵便」の流れを汲む。

《続き》ユースケとユーチョたちが事件を起こし、警察に補導されたのは、それから半年後だ。金欲しさに、修学旅行で地方から上京した中学生を相手に、集団でカツアゲをしたという。彼らはヤンキィとはいっても、家庭はそれなりに裕福だったから、私は意外だった。というよりも、サポート校の教員としては、脳無しだった。

彼らは、裏の世界に脅されて(献金?しなければならず)、やむなくカツアゲを繰り返したという。私は、ふと気になって、ユーチョの父親に、彼の郵貯の話をした。父親に、残高の推移を、調べて伝えてもらった。それによると、春先から夏休みまで、毎月5万円ずつ蓄えられた25万円が、事件が発覚する数日前に引き出された。

ユーチョ(郵貯)は、彼らの防波堤になろうとした。だが、波の高さを防げなかったのだ。私は、彼らの愚かさを嘆くよりも、自分の力の無さを泣いた。